平成一八年1月記録日記


1月30日 左の写真は今日写してきたノリ、良くなる気配なしと言った所だが伸びすぎて網が潜ってしまっている。引き上げてみると赤腐れ病が入って色素がなくなってきた。もう駄目だ。二月は近年悪くなっても良くなったためしがない。ノリがとろけて無くなった時点で網揚げで終了といったところだ。こんな悪い海は他にはない。

 もう一つの悪い奴、プランクトンが異常繁殖するのは簡単に言えば窒素・燐が増えると増殖すると言うわけだ。これは終末下水処理場が関係している事は確実だ。後日詳しく説明予定。
 昨年までは瀬戸内全体で窒素・燐の総量規制が行われてきたが昨年9月16日に神戸で環境大臣出席で総量規制が止まった。これはこれ以上減らす必要はなくなった。と言うことだが正確に言うと減らしすぎたことが分かったからだろう。色落ちはこれも関係していると思う。
 問題は植物プランクトンだ。コシノディスカスは水温が高い時に増殖すると聞いている。ユウカンピアは水温が低い時、栄養塩が少なくなってから増殖するらしい。
 今漁期はユウカンピアが特に多いらしい。関電が窒素を減らすからこの海は特に多いようだ。
1月29日 昨日の鉛直混合についての補足。これは水温が関係している。水温が高くなる夏は起きない。
 陸からの栄養塩は夏場に海底に溜まる。秋から冬にかけて水面の温度が下がると上下が反転する。この時に海底の栄養塩が水面に出てくるから冬に色の黒いノリが獲れるという仕組みだ。この時には陸からの栄養塩も加わるのは当然だ。だから栄養塩を多く出している地域は栄養塩も多くなる。
 姫路地区は西播で一番多く出ている地域であるのは間違いない。これを否定できる方は居ないだろう。
この鉛直混合は何回もおきると言うことである。専門家の話ではこの辺の水深だと上と下がころっと変わるぐらいだと言っています。

 姫路第二火力発電所の取水口のある港は飾磨港と違い供給している海水は満ち潮で帰ってきた同じ海水を2度、3度と何回も同じ海水を汲み上げその都度栄養塩を減らしていると考えられる。
 これまでの説明で、この海が特に悪い原因は関電だと言い切れる。(明日からはプランクトンについて説明)
1月28日 今日はもう一つ大きな問題を。 一言で言えば「鉛直混合」だ。関電が吸い込む所は中層の海水を吸い上げている。吸い込んだ海水を姫路第一火力では放水塔を造り海底に放水をしているから毎日強制的に「鉛直混合」をしている。姫路第二火力は中層の海水を汲み上げ水面に放水これでも表層と中層とを強制的に「鉛直混合」をしている。このような漁場は他にはない。
 これがなぜ悪いか?答えは、夏の間に海底に「栄養塩」が溜まらない。と言う現象を引き起こしているこのような問題はアセスメント調査で分かっている問題だ。関電側はこのような被害が出ることが予想できていたと思うが全て隠している。つまり嘘をついての契約だ。判明した以上弁償するのは当然だ
1月27日 昨日の紹介したデータでよく分かっていただけたと思う。関電の温排水は全て水面に浮いている水温が下がると周辺の海水と混ざりだす。混ざると真水(川の水や下水排水)が水面を漂いだす。からこのような現象がおきている。
 区画51号(私達の漁場)は関電の温排水がその日のうちに流れてくる。これは関電のデータでも証明されている事だ。海水を電気分解して塩素を採るとアンモニア態窒素を減らすのは常識のレベル、またその塩素を使用すると、アンモニアが存在している場合はクロラミン類が発生しモノクロラミンとジクロラミンが反応してアンモニアを減らす事は水道の文献にも認められている。

 関電の増設時には影響が出たら弁償するとはっきり言っている。どこまで嘘を付き続けるのか知らないが大企業としての責任や倫理を忘れているとしか言いようがない。これは姫路市も同じことだ。
1月26日 今日はこの海が特に悪いと言える分かりやすい過去の栄養塩データを二枚ご紹介。
 左下の写真は2003年2月3日のノリ研のデータをコピーしたものを写したもの。左の写真は2003年2月20日のデータである。
 この中に伊保沖、伊保地、の漁場は区画51号の東側にある。姫路第二火力の排水は私達の漁場区画51号の西側に位置関係する。地図で確認するにはこちら(このページの下から二番目)
 このような状態になるのは、満ち潮の終わりになるとその日に流した関電の温排水から関係のない水が流れて来る。(もっと詳しく知りたい方はメールでお知らせします。連絡先を教えてください)

 もう一つニュースを。ヤフー掲示板に(生活と文化→環境と自然→壊された海)書き込みがあった。関電は至る所で嘘を付いているらしい。明日返事を書き込みします。
1月25日 昨日組合にファックスで送られていた情報を。韓国産ノリが2015年度までに年間12億枚まで段階的に拡大する事で合意したと1月21日付朝日新聞に載っていたそうです。

 関電と姫路市の下水によって壊された海ではどう考えても生活など出来る状態ではない。結局は関税で国が儲けるだけだ。酷い国だ・・・

 もう一つ情報を。家島諸島あたりもノリの色が悪くなっていると聞いた。
私のところより長くノリが獲れたのは間違いない。栄養塩は陸から流れ出るものである。漁民が栄養塩を増やす為に山に植林に日本中で行われている事実がある。
 私達の海は陸に一番近い。その漁場が一番早く栄養塩が無くなるという事は漁場との間にある施設が問題だと言える。この施設が下水処理場と関電の温排水しか問題のある水を流している奴はいないと言える。

何回も言うが“違うと言うなら。これだと言える証拠を出せ”
1月24日 今日組合からの呼び出しがあり出て行くと、組合長さん達が事実と違う文章がホームページ上に載っていると言う抗議の呼び出しだ。話を聞くと、関電(藤井)から「平成11年関電がまた騙した」と言うページに「組合長3名」の軌条があるこれは事実と違うと言う抗議です。私は平成11年7月3日の関電との話し合いの席で関電が冒頭に言った言葉を載せていましたが。これを見たら誰でも疑う文章だと言っての抗議でした。
 事実と違うのであれば申し訳ないことをしたと思って、今日この文言を削除しました。“まことに申し訳ありませんでした。”私にしてみれば関電側の説明が悪かっただけと思いましたが、一円のお金も貰ってないと言われたら私はそれ以上の事実関係が分からないので訂正の運びとなりました。だけど、これで組合側も私と同じ考えだと分かりました。確認するにはこちら
 しかし関電も親切だなーと思います。他の文章は間違いではなかったようです。残念だったな。ふじい・・・
 
 この席で分かった事がありますのでお知らせ。網干沖は今月13日と14日の雨以降ノリの色が戻ったと聞いた。これが普通の海です。減らすものがなかったら栄養塩は簡単にはなくなりません。この漁場でも沖の端と西の端はノリの色は悪いと聞いている。色が良いのは北東の方と言っています。
 これは、満ち潮時に飾磨港からの排水が流れて来るからそのような現象を引き起こしている。揖保川からの栄養塩はDIN1.5μgat/l (姫路環境のデータ抜粋)であるのは分かっています。飾磨港内は関電のデータで分かっています。H8年2月7日のDIN105.4μgat/l(表層)となっている。この港の供給源は中部析水苑や製鉄所、船場川、夢前川、野田川などから集まっている。
 普通に行けばこの栄養塩は私達の区画51号の漁場にも流れて来る。残念なことに漁場との間には関電が日量900万トン(姫一、姫二合計)の海水を電気分解して塩素を採っている関係アンモニア態窒素が半減している。(関電は栄養塩を減らしているのはプランクトンだと言っている)関電のデータでも半減しているのに、こんなわけの分からん事を言っている関電は理解できない。
 ちなみに、網干沖もプランクトンは居ります。参考の為に網干の下水処理場の排水量は東部析水苑(29000t)と同じ程度だと思います。中部析水苑は平成10年調べでは冬場で14万トン夏場で17万t現在はもっと増えていると思います。
 
 プランクトンなら下水排水が犯人です。被害を受けているのは確実だ。責任の所在は両方にあると私は思っている。誰が見ても分かる話だ。
1月23日 左の写真は「兵庫県企画管理部知事室長」様から頂いた返事だ。嘘だと言われると困るから公開する事にした。

 この海が特に悪いと言える証拠は後日掲載の予定。これはDINの過去のデータだ。今日「海苔タイムス」が届いていた。香川県も地区によってはを生産見合わせになっている所があるようだ。西讃地区では色がやや浅いものの生産続行中。愛媛県は順調と載っている。
 
 こんなに早く生産が止まると、私一人ではノリの加工は出来ない毎年4人から5人の方を頼んでいる。この方達も同じように仕事がなくなる。すべて私の責任になるのだこんなバカな話はないだろう。
 いまだに関電がアンモニア態窒素を減らしている事を認めていない事がハッキリ分かっているのに監督行政が見逃している事になる。ノリ養殖業者を騙している事になっている。これは“詐欺罪に当たる”
1月22日 昨日の続きを掲載。その前に左の写真の説明。今日漁場で写してきた写真だ。酷いもんだ。良くなる気配がない。これだけ伸びると後は赤ぐされ病が発生するだけ。今年は終わりだろう。海の色も少し茶褐色プランクトンが多く居る色だ。しかし、飾磨港はもっと居るようだが相変わらずノリの色は良い。関電よ煙突の下にあるテトラポットを見て見ろ、色の黒いのりがべったり付いているぞ。これをなんと説明するのだ・・・

 よその漁場との決定的に違う話をする。2003年3月26日に「兵庫県企画管理部知事室長さんから返事を頂いたことがある。その時専門的な問題もあり、担当の水産課でお伺いさせていただければと存じます。」
 これは私が知事さんに直訴をした時のお返事だ。この時には水産課海洋保全課の方と水産学博士とお二人で水産技術センターで私とあと一人若者を連れてお話をさせていただいた事がある。その時私は播磨灘の栄養塩は1年周期で時計回りで回っていると説明をし、関電の温排水は播磨灘全域に被害が出ていると説明をした時。水産学博士はそれは違うこの海だけの話だと言い切っていた。だから組合を通じて話をするようにと言われた。これは嘘ではない。証人が居る私以外に3名だ。組合から話は姫路市に上がっている。関電は速やかに話し合いをする事が企業としての責任を果たすのが務めだ。
1月21日 今日は関電が岡山から兵庫までノリの色落ち現象がおきている。関電の周辺だけではないと言った事に対して、関電の周辺だけが特に酷い状態にある事を証明する。
 左の写真とその下にある写真は、2002年4月1日に撮影された写真だ。
左の写真は、白浜沖のノリだ。その下は網干沖のノリの写真だ。この写真は私が写したものではないが、案内したのは私だ。この時は他に8名の乗船者が居たからいつでも証言していただける。
 毎年この海とはこれだけの違いがある。これは漁期始めから毎年おきている。この網干沖は西播でも色落ち被害が一番少ない漁場だ。嘘だと思うなら県漁連に聞けばよい誰でも知っている。

 今のノリの色を知りたければ自分で確認しろ。私が言っても信用できないだろう。
関電の排水は放水口では周辺の温度より約2度程度高い全て水面に漂うことになる。姫路第2火力の排水量は日量600万トンこれは20万トンタンカー30隻分になる。一隻ずつ並べると漁場まで届くだろう。毎日だその上姫路第一火力が300万トンこの排水は全て栄養塩(アンモニア態窒素)が約半分に減らされている。これで影響がないと言う関電や姫路市、兵庫県これ以上恥をさらさないでくれ。日本中で見られていることを忘れるな・・・
 来週になるとホームページをお持ちの国会議員さんに「直訴」のお便りを送ります。すでにお一人に送っています。この方からの、お返事がなかったら送ったメールを公開します。
1月20日 今日も天気が良かった。
 関電もバカな返事を送ってきたものだ。「のりの色落ちは海水中の栄養塩濃度の低下によるものであり、」
自分で栄養塩濃度の低下によるものと言って認めておきながら「大型珪藻の発生量と相関があることも認められました。」とプランクトンだけに原因があるように責任を転嫁しょうとしているが、こんな説明で納得する方はおらん。
 私としてはどちらでも構わない。プランクトンだけが原因と言うなら、窒素・燐の排出量の多いところが犯人だとはっきり分かっている。関電が姫路市下水処理場だと言っている事になる。姫路市どうしてくれるんだ!!
 本来なら姫路市や兵庫県に抗議に行っている。今回は地元3組合長達が私に勝手な行動をとるな、私から覚書の文書に押印をしろ。その代わり自分達(3組合長)が“要望書”を出して話を付けてやると言って姫路市に要望書を出している。まだ何の返事も無い。兵庫県も地元組合から話を上げるようにメールを貰っている。責任は取ってくれるんだろうな・・・
1月19日 昨日の関電の返事には、あきれてものが言えない。これで日本中の方に関電が嘘を付いていることが、お分かりになって頂けたと思います。
 「科学的評価を行うため、第三者の社外専門家のご指導を仰ぎながら実施しており、調査結果は妥当なものと考えております。」
 この専門家はKANSOだと思います。これは関電の子会社だ。この企業のデータは平成11年にも出してきている。見るにはこちら を見て頂いたら分かっていただけます。どうやら関電はこのホームページがある事が分かってないようです。案内はしているが見る気がないらしい。

 また風邪をひいたようだ。体がなまってしまう。全て関電のおかげだ・・・
1月18日 今日は関電からの返事をご紹介。来ないものと思っていたものが来ていたので興味深い返事であったので皆さんに見て頂く必要がありそうと判断公開する。
 この中で平成11年から13年にかけて調査と説明が、この調査では私も関わっていると思う。サンプルの提出などほかにもあると思うが、このデータを出していただきたい。面白い結果になると思います。

 『また、「播磨灘北部沿岸域を中心にユウカンピアが大量に増殖し、栄養塩が西播地先〜東播西部漁場で大きく減少しており1マイクロを下回っています。西播地先では色落ちにより生産を見合わせる漁場もあり、東播西部漁場においても色調低下が見られます。」と発表されていることからも、弊社火力発電所周辺の海域だけの状況ではないものと認識しております。』
 ノリの製造が止まっているのはこの漁場だけだ。よその漁場は色が落ちても生産をしている。確認済みだ。
それに、昨日のデータでは地方DIN1.2 沖 DIN 1.1と分かっている。よその漁場とアンモニア態窒素が少ないのがこの漁場だ。また、陸からは姫路市最大の窒素量を排出している施設がある。これは毎日流されている事が分かってない。
 関電が10年間で40億円かけて造ったデータが何よりの証拠だアンモニア態窒素は栄養塩の一番初めの物質だこれを無くすと亜硝酸態窒素・硝酸態窒素も全て無くなる。こんな事も分からない者が返事を送るなそのデータを見るにはこちらこのデータは全て(一部私が調べたものもある。それと水試のデータも)関電が10年かけて造った一部だ。何回嘘を付くのだ。何方も信じないと言うのが分からないのか?全てばれている
 海水を電気分解して「塩素」を採るとアンモニアは飛んでしまうのだ。また、ポンプで汲み上げるだけでも減少することもわからんらしい!! またプランクトンも餌にしているから減らす事はわかっている。食べたら排出もする。
1月17日 今日は今年二回目の共販日エビ入りに多く取られたため平均価格は悪かった。これからは水温も下がり安定したノリが獲れると思っていたが、ノリがあっても色が悪く売れないノリだ。これを“壊された海”と言う。栄養塩を減らすもの全てが犯人だ。
 『海苔タイムス』の情報を見たら良く分かる。兵庫県が一番悪い。中国のノリが入ってきたら、一番に売れなくなるのが兵庫県のノリだと言える。私の海はすでに売れなくなっている。原因がこの海にある証拠だ!!
 こんなバカな話は無いだろう。被害が出たら弁償すると言って増設をしている。この取り交した文章もあると言っている。五組合の代表組合長が入っていると言った時に関電も『そりゃありますよ』と言った証拠の録音テープもある。聞くにはこちら (リンク張っています)戻るにはブラウザの戻るでお願いします。

 関電に最終通告をしていますがその気がなさそうなので二日前に衆議院議員さんのホームページからメールを送っておきました。必ずご返事をいただけると思っています。ご返事が無かったら、送ったメールの公開も考えています。(何分文章がお見せできるようなモノではないのは良く分かっていますが、そんな事を言っていられる状態ではありませんので・・・)
1月16日 今日はノリの色を見に行くついでに、種網干出装置を10台揚げて帰った。後10台残っている。明日か?その内になると思う。
 写真の紹介。今日のノリの色、酷いものです。今伸びているノリを全て摘んだら。20万枚は獲れる普通に色があったら一枚15円ぐらいのノリが獲れる。今の時期は15日から20日でまた同じようにノリが伸びる。
 3月は水温が上がると10日で同じように伸びる。この漁場は4月10日まで操業が出来る。
 したがって悪く行っても150万枚は確実に獲れる数量だ。3月は品物が落ちると思うから平均価格10円ぐらいすると思う。今からでも1500万円の被害が予想される。すべてノリの色落ち被害と言える。
 とくに被害が大きくなったのは姫路第一、6号機増設後毎年1月始めに悪くなっている。3月終わりまで獲れた年は一度も無い。これだけでも関電が犯人と言える。その上科学的に証明をしている。
 また関電が捏造したデータまで出して嘘を付いているのも証明している。
漁師ではこれが限界だ。それにこれ以上いらないだろう。兵庫の海岸を壊している物質まで探している。兵庫県はこれを放置していると責任を取らなくてはならない事になる。
1月15日 残念で仕方が無い。こんな良い天気にノリがあっても作れない。この気持ち分かって頂けるかな?張替えの種網も余るぐらいあります。どうしてくれるのだ!!姫路市・関電。プランクトンが犯人なら姫路市下水局だ。アンモニアを減らしているのが犯人なら関電だ。
 しかし、残念ながら両方ともアンモニアを減らしている。これは科学的に証明している。だからこの海だけノリの製造が出来ないのだ。
 姫路市下水局は平成10年には全窒素排出量は17mgと言っていた。昨年は全窒素7mgまで減らしていると言った。つまり7年間で10mg減らしている。関電は吸い込んだ海水から全て約半分アンモニアを減らしている。その上残留塩素のクロラミン類でバリカン症の被害まで与えている。莫大な被害だ。
 毎年栄養塩が減少しているのはこれのせいである。姫路市は高度処理をしていないから、まだましだが高度処理をしている施設は、これより減らしている。海から年々栄養塩が少なくなっている。下水道施設業協会のホームページに「高度処理とは栄養塩と言われる物質を取除く施設」と説明がある。これは直接私には関係が無いが間接的には関係してくるのでついでに記載する。
1月14日 今日も雨が思ったより降っていたので沖に出てノリの顔を見てきましたが残念ながら変わった所はありません。相変わらず黄色いままと言うより白っぽくなっていました。あと一週間は、もよう眺めしかありません。新しい情報が入ったので掲載。
 今年最新版「海苔タイムス」の漁場情報を写真で公開。読んでいただいたらよく分かると思います。ユウカンピアが見られる県は岡山と香川それと兵庫県です。兵庫だけ栄養塩が0.2〜0.6μgat/l これは西播となっていますが私の漁場がこれに当てはまります。ノリの製品を作ってないのがこの海です。“壊された海”
と言っても過言ではありません。
 今日、ヤフー掲示板でトピックを作りました。「生活と文化」から「環境と自然」の中の『壊された海』です。
ここでも、この海の報告をしていきます。またご意見がございましたらなんでも書き込んでください。お待ちしています。短い間と思います。もう長くは出来ない状況になっています。けじめをつける時期が来たようです。
1月13日 今日もすることなし・・・昨日の説明で肝心なことが抜けていました。ノリを採取したテトラポットの海水は関電の排水は流れていません。関電の排水は全て港外に流されているため港の中はノリが付いていても色が悪くなることはありません。悪くなる時は雨が多く降った時は赤くなる事はあります。ただし、干潮時で雨が直接あたった時によく見られる現象だ。
 また今日は夕方から雨が一月としては考えられない降り方をしている。低気圧の位置が少し北よりに通っていたら南の風が吹いていたと思うが、今のところ瀬戸内をまともに通っているようだ。
贅沢はいえない雨が降ってくれるだけでも喜ばなければ。少しはノリの色が戻る可能性が出た。
1月12日 今日はすることが無いから姫路港内(中島埠頭姫路第一火力煙突下)のテトラポットに付いているノリの採取に行ってきた。下に写真を掲載。一枚目はテトラポットに付いている所を写したもの、二枚目は付いているノリを手にとって写したもの、三枚目は手にとったノリを白いナイロン袋の上に置いたものノリの色が分かりやすい。
 このノリは今月に入ってから付き出したのりだ。なぜ分かるかと言うと葉体が細い。つまり、若いと言うことで分かる。この港の海水にはプランクトンがいっぱい居ります。
 プランクトンがいっぱい居ってもノリの色が良いと言う事だ。プランクトンも栄養塩を減らすが排出もしていると言うことが証明できている。
 区画51号のノリ色落ちは、関電の海水を電気分解するとき『アンモニア態窒素』を減らしているのが第一原因であると言うことだ。電気分解すると窒素が減少するのは専門家の間では常識の話だ。また採り出した塩素量で計算できると聞いている。塩素をいくら採っているんだ関電、嘘つきだから本当の事を言うわけないよな・・・
 被害が出たら弁償すると言って増設してるんだから。弁償しろ
1月11日 皮肉なものだ 良い天気ノリがあっても色が悪く出来ない。天気予報では週末に雨が降るのを期待する。少しぐらいの雨では色は戻らないが今回は低気圧に向かって南風が吹きそう。雨風で南の風が吹くと旨く行けば一夜でノリの色が戻る可能性もあるが、これは可能性だけだ。
 現在、区画51号は全員ノリの生産を中止している。昨日西隣の網干沖の漁場はノリの生産を続行していると聞いた。この漁場ほどノリの色は悪くないとはっきり言っている。プランクトンは網干沖にも居る。
 また、この海に居たプランクトンは東の海に流されている。西風によって海水が東に流れるのは常識である。網干沖の海水もこの海に流されてくる。昨年12月6日に網干沖の牡蠣養殖のイカダがこの漁場に流れてきてノリのセットに漂着していた。同じ海水が流れている証拠である。このイカダは牡蠣をぶら下げているから風で流れることは無い全て海水と同じ流れになる。
 この海だけノリの色が悪くなって売れなくなるのは栄養塩を減らす奴が居ると言う事になる。その犯人は関電と姫路市の下水局が犯人だ。
 本来なら、すぐにでも抗議に行きたいが昨年地元三組合の組合長から「覚書」を取られている。私に勝手な行動をしてもらっては困る。その代わり地元三組合から「要望書」を提出すると言って要望書を提出している。
“如何してくれるんだ”私の人生を。やってくれなければ目に物を言わせてやるから・・・関電も姫路市も
ジハードだ・・・
1月10日 今日は今月17日の共販の中間集荷日、今回は43箱先月29日の半分から7日までのノリだ。この次は14日が集荷日になっているが一枚もできない。ノリの色が戻る要因が見当たらないから出来ないことはハッキリしている。
 なぜかと言うと海底付近に栄養塩がなくなると回復する見込みが薄い。これは関電が海水を電気分解して塩素を採っているこの時にアンモニア態窒素を減らす事が分かっている。その上その塩素を使っている。関電が吸い込んでいる海水にはアンモニアが存在する。これこのアンモニアと塩素の反応でクロラミン類が発生する。モノクロラミンとジクロラミンの反応でアンモニア態窒素が減少する。これは姫路市の下水排水も同じ事が言える。
 姫路市市民約48万人の窒素、燐が下水排水から流されている。普通に行けばこの窒素は栄養塩となり姫路市の海域に広がって行くから、この海域でノリの色落ちが起きる事は無い。
 一般に言われているプランクトンの犯人説これも原因の一つには入るがこれは亜硝酸態窒素を排出するので栄養塩量DIN0.7μgat/lまで下がる事は無い。生き物は食物を食べる以上全て窒素を排出する。こんなものはだれでも分かることだ。(写真は昨日写してきたもの。沖の摘んだ後長いのは摘み機のカッターが摘み残したあと色が悪くなるとノリの葉体が硬くなると切れなくなる為所々このように残る)
 今日は西の漁場の情報を聞いているが明日報告します。
1月9日 写真を紹介、これは一番陸にある沈没セットのノリ網、栄養塩量DIN0.7μgat/lである。昨年暮れに赤腐れ病でくもってしまった網。その後酸処理を済まして今日写してきたものです。少し色の濃い所は赤ぐされを乗り越えたノリ。赤ぐされが入らなかったら、全てこの色のノリになっている。写真の中で特に黄色いノリは二次目が伸びてきたノリ。
 今、冷凍網を張り込むと、この黄色いノリと同じ色になります。長年培ってきた経験から言えることです。このノリを二回、三回と摘んでいくとノリの色が濃くなっていきます。(同じ栄養塩量なら)
 濃い色でも売れないノリに変わりはありません。今日4人グループの方は網を揚げていました。また、3人グループの方はノリを摘んで製品にしていたと思います。私はこのままあきらめ切れないから六日に摘んだ後を酸処理に行ってきました。
 あすは。今日写してきた沖のノリ網の写真をアップします。この色より濃い色をしています。
1月8日 昨日今年初の共販があった。出荷していたのは昨年12月29日に集荷した16箱だけ、このノリは重りをつけていた陸側の沈没セット赤ぐされ病が入っていてくもりノリだった。予想価格は3円ぐらいと思っていたが5円していた。私の海苔の価格が低かったので組合の平均価格が一番悪かった。重りをつけなければ海苔がとれない海。こんな海にした奴が悪い私の責任ではない事を言っておく。
 いくら努力しても悪くなる。今漁期も今までにない悪い結果のでる年になった。すでに色落ち被害が出ている。地方でDIN0.7μgat/l 沖でDIN2.4μgat/lになっている。沖でも摘んだあとは悪い色になっている。
 今日から休みだ。関電が増設する以前は1月からノリを獲っていた漁場である。ここ4年で2年間は1月に入ると色落ち被害でノリの製造が出来なくなっている。バリカン症被害が少なくなると、今度は色落ち被害いつノリを獲ったら良いんだ・・・関電、姫路市返事をしてくれ・・・無視かぇ・・・
1月6日 今日で昨年から伸びていたノリ網を摘みあげた。後は陸側の網を摘む予定だが色が悪い。栄養塩がDIN0.7μgat/lまで下がっている。
 明日のノリは今日摘んで活性タンクに入れてある。その後は色が良くなるまでお休みになる。私だけではない。今日となりの組合の4人グループの方と話をしたがもう今年は終わりだと言っていた。
 比較的沖合いの漁場は栄養塩があると言っている。淡路あたりはDIN5μgat/l前後あるようだ。


1月5日 今日も北西の風が吹いていたが予定の時間に摘みに行った。波が残っていたが何とか漁場にたどり着けた。そこで思わぬ事態波に足をすくわれ左足首捻挫仕事が出来る程度だから問題は無いが体重をかけられない。新年早々ダブルパンチを食らった・・・
1月4日 今日は4時間遅れでノリを摘みに原因は西風やはりノリは色落ち特に陸側半分は黄色いと言った方が早い製品に出来ない。その上栄養塩がゼロだろう海苔が伸びてない。最悪の結果。
 プランクトンならゼロにはならない。減らす奴がおる関電だ・・・
植物プランクトンは『亜硝酸態窒素』を出す。また、夜光虫は『アンモニア態窒素』を出す。これは専門家から直接メールで確認している。だから栄養塩はゼロにはならない。
1月3日 今日の予定はノリを摘み置きする予定だったが、また風だ。明日も期待薄いが・・・それにしてもよく吹いた。またアンカーが吹っ飛んだと思う。問題はノリの色だ海底にまだ栄養分が残っていたら、まだ色は悪くても見た目は大丈夫と思う。
1月2日 今日はノリ摘み機の修理少しでもよく切れるように刃先を磨いた。明日から摘む予定だったがまた天気予報は風が吹くと言っているうまく行かない。残念の一言だ・・・
平成十八年(2006)
一月一日 あけましておめでとうございます
 今年の目標は一人でも多くの方に、このホームページを訪問される事を第一目標に頑張ります。
また、訪問された方からお便りをいただき感激しています。感謝の念でいっぱいです。特に瀬戸内は栄養塩が減少していると言う大きな問題を抱えて悪くなる一方です。その上終末下水処理場からは残留塩素被害(有機ハロゲン化合物)この問題を環境省もご存知なのに返事がありません。
 特にこの問題は漁業者が口に出さないと解決の望みは薄いと思います。貝が獲れない。ノリが流れる。この二つが見られる漁場は必ず残留塩素が原因だと思います。吐き出し口から5キロ以内は確実に被害が出ます。私の漁場は関電からも姫路市の下水処理場からも昨年5月までは残留塩素が大量に流され長年に渡り大きな被害が出ています。だから、私のような無学の人間でも専門家が協力してくださり。分かってきたと言うことです。
 今の海は、どこが問題なのか?“栄養塩が少ない”減らしすぎと方法が悪い。その上、関電を見たら分かるように企業の嘘、海水を電気分解すると「アンモニア態窒素」が減少する。これは、専門家の間では常識で分かっている事だそうです。わざわざ調べる必要の無い話です。
 私が指摘しても漁師だと思って「減らしてない」と言い切っています。平成11年に関電と話し合いをした席で私が質問をしました「Q、海水を電気分解して塩素を採った時に化学反応して栄養塩が減るやろ」といった時に関電側の返事は「A、それは違います。NACLO 次亜塩素酸ナトリュウムを採っているだけ」(彼は藤井です)(この録音を聞くにはこちら)との返事だ認めていません。これが大嘘と判明したがいまだに認めません。増設時には「天下の関電や嘘は付きません被害が出たら弁償します」と言ったのは関電立地部F氏他にも居ました。
 私は、被害を証明しています。が関電は無視つまり嘘つき関電に成り下がったと言うことです。
どんな事をしてでも公にしてやる。インターネットだけは私の見方です。有難いことです。感謝しています。今年はいろんな所にメールで送りつけます。今までは関電にチャンスを与えてやっただけ、もうその必要は無いと思います。また、パソコンなら公開できると教えていただいたのがはじまりだ。
 瀬戸内海を豊かな海にを目標に頑張ります。今後とも宜しくお願いします。
ちなみに私の今日の行動は昨日摘んだノリ網の酸処理をしてきました。本来なら網の張替え作業をするのが日課ですが、栄養塩が低下している時に張り替えると色の悪いノリしか獲れません。まだ秋芽網のほうが色の黒いものが獲れます。その上短いノリを摘むより良く伸びたノリを摘む方が黒味が多いノリが獲れます。
だから、この漁場では水温の低い時は長いノリを摘むのが常識です。プランクトンの予察構築なんか何の意味もありません。
また、プランクトンが栄養塩を減らすと言うなら犯人は終末下水処理場が犯人と言えます。なぜなら窒素・燐の排出源は終末下水処理場が一番多いのが判明しています。私はどちらでも良いと言っているんです。ちなみに塩素を大量に流していると言っているのは姫路市の下水局です。関電どうする・・・