残留塩素測定結果

2005年7月8日公開
7月17日に3月14日のデータを公開



2005年5月12日には私が購入した測定器で測定した写真を公開しています


平成十九年9月6日 左の写真は中部析水苑放水口の排水を試験管に入れ、遊離塩素反応DPD試薬注入後30秒の発色だ。
 今まで反応を見てきたが、亜硝酸や酸素で反応すると言われてきたが30秒でも文句があるのか

平成一八年11月9日 (AM11時41分)左の写真は、東部析水苑排水口で下水排水を容器に入れてあるのは右側
 また、DPD試薬を入れたのは左の容器。発色しているのは確実である。
 これで、5月29日の調査がインチキであったのは確実だ。嘘つきの塊だな・・・

 国土交通省冬芝大臣様 姫路市でこのような酷い環境破壊を行っているのは姫路市です。私はこの事が原因で“首を吊る寸前です”
国土交通省ではこのような事を認めているんでしょうか?
水産用水基準では “検出されない事”となっています。
 
11月9日(AM11時50分)左の写真は、姫路第二火力温排水口で温排水を容器に入れてあるのは右側で、DPD試薬を入れたのは左の容器これも色は少し薄いが確実に発色している。次亜塩素酸ナトリュウムを使っている事が証明された。
 一リットルに一ミリ添加したとして一トンで千ミリ×600万トン=?恐ろしい数字になるな・・・お前達のおかげで、俺の人生がこれで終わりだ・・・
  経済産業省様いくら経済優先でも嘘をついて漁師を殺せと言っているんでしょうか?せめて、約束事は守るようご指導ぐらいはしてください。
11月9日(PM12時17分)左の写真は、中部析水苑排水口で下水排水を容器に入れてあるのは右側で、また、DPD試薬を入れたのは左の容器これも発色が確認されたのは確実だ。
 ここの所長が全て取り仕切っているから、嘘つきの代表である。
このページは2005年2月18日 兵庫県立大学環境人間学部(科)による現場での残留塩素測定を実施その結果を公開するページです。

 予想はしていたがこれほど大量に検出されるとは思っていませんでした。今までに何回も抗議してきたが、嘘の報告ばかり、調べることもせず
「影響は無い」で片付けられ長年に渡り被害を受け続け、調査をしてきたら組合長と名の付く方々に、暴言を諮れ、悪者にされてきた。がこのデータも全て各組合に配布している。いくら説明しても罵倒されるだけだ。これ以上データを伏せる意味が無いだろう。

違うと言うなら、「事故対策協議会」を県企業庁に申し入れる事だ。

姫路市も悪いが関電や兵庫県がこのような海にしているのは確実と言える。



私が平成15年5月12日に調べたデータを掲載します。残留塩素計を購入した過程は、2月、3月の数字を良く見たら全塩素で、0.1r以上あるところに着目、これなら水道用の測定器で出ると思い購入したものである。
2月に測定されてから地元3組合(旧5組合)に各組合の理事さんと組合長さんにデータをお渡し、詳しく説明をして来ましたが、聞き入れてくださらないので、安い測定器でも検出される事を証明する為購入した。その結果思っていた通りの結果が出た。
少なくてもこの日までは姫路市の下水排水口からは遊離塩素が流されていた事を証明できる。

この日以降中部析水苑と東部析水苑も関電の排水口から遊離塩素が消えたことは確実です。つまり、この写真を貼り付けた日以降です。

対象になる姫路市、関電、県、の方はこのホームページの訪問者であるのは確実ですね。
 平成17年5月12日撮影、中部析水苑放流口(船場川河口) 写真の説明左から一枚目は残留塩素測定器(水道用)二枚目は測定地点、三枚目は放流口から300メートル下流から放水口を写したもの、四枚目は放流口から300メートル地点の護岸についている青ノリを写したもの。

 残留塩素測定は細かい数字を出すのはもっと精巧な装置が要りますが、大雑把な測定なら簡単に出来ます。
一枚目の写真の説明
 測定器のランプが三つ点灯しているのが確認できています。0.15〜0.40の範囲に入っていることが確認できています。『水産用水基準では検出されてはならない』だ!!
 (社団法人 北海道科学技術センターの水産用水基準にも載っている)
 この数値は専門家の方なら大きな問題があるのは良くお分かりでしょう。水道水で金魚を活かすには、一昼夜汲み置きしてから活かすのが常識、これでも影響は無いと言いきれるのか姫路市???
 
ノリに育成障害が出る最低濃度は0.017以下です。『養殖ノリの生育に及ぼす塩素殺菌都市下水処理水の影響』を参照
 
二枚目と三枚目は位置確認の写真です。四枚目の説明
 石についている青ノリを良く見てください。長く伸びている青ノリはありません。これがクロラミン類による被害です。この物質は残留性が高いため水道の殺菌に使われている物質と同じ成分です。これがノリ養殖場で起きているノリ芽の流出被害と同じ現象です。
 また魚介類もこの施設が出来てから激減アサリなど貝類は(二枚貝)全滅しています。
以前から下水排水が悪いとは思っていたが、まさか姫路市や関電が海を壊すなどとは思いもよりませんでした。また隠すために組合サイドに強烈な圧力をかけています。これからは中央サイドに直訴でもします。
関電火力発電所温排水及び姫路市下水処理場から排水された残留塩素がこの海域に毎日流され海生生物に多大な損害を与えているのは確実である。

また、下水排水口のある河口ではアサリなどは全滅している。この様な海は他にはないだろう私が公表してはじめて塩素を減らした。ここまで来るのに、“長かった”の一言だ。それなのに黙って塩素を減らして知らん顔は無いだろう。莫大な被害だ・・・

この両者はデータの捏造までして漁業者を騙している。このような専門的な事は私がいくら説明しても分かっていただけないのが残念だ。

遊離塩素が出なくなっても、結合塩素が出ている以上海は元には戻らない事をはっきり言っておきます。監視はこれからも続く・・・


11、海水中の残留塩素の測定

 

11-1、はじめに

終末処理場では下水の処理と、これに伴って発生する汚泥の処理がなされる。一般的な都市下水終末処理場での処理フロー(活性汚泥法)を図2-4-1に示す。終末処理場に流入する下水中に含まれる不純物のうち、大きさが数cm以上の矯雑物はスクリーンで捕捉・除去される。沈砂池では土砂や砂などの比重の大きい無機物が除去される。下水は一度地上にポンプアップされ、そこから自然硫化で最初沈殿池、曝気槽、および最終沈殿池と流下され、塩素消毒を行った後に公共用水域に放流される(9)

下水処理場での塩素の注入率は、大腸菌群数が1cm3中で3,000個以下になるように定められている(9)。しかし処理後の残留塩素は排水が流入する沿岸水域の生物の生存、生態系に悪影響を及ぼす可能性がある。丸山ら(1)はノリの生育に及ぼす塩素処理水の影響について、培養実験を行った結果、塩素処理水が強い成長阻害及び細胞致死作用を示し、これらの強い有毒性は、処理水中の有機物と遊離塩素との反応性生物(有機ハロゲン化合物ex.トリハロメタン)によることを示唆した(1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11-1、一般的な都市下水終末処理場での処理フロー

 

 

 

消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウム溶液が一般的に使用されている。塩素が水に溶けると次亜塩素酸(HClO)を生じ、次亜塩素酸はpHが高いと電離して次亜塩素酸イオン(OCl-1)となる。

 

HOCl及びOCl-の形の塩素は遊離塩素と呼ばれ、いずれも殺菌力があるが、HOClの方がはるかに高い殺菌力を示す。HOClの解離はpHに依存しており、pH5以下ではほとんどがHOClの形で、pH7では80%HOClの形で、またpH9ではすべてがOCl-の形で存在する。よって消毒の効果は酸性側で強い。

 水中にアンモニア性窒素が存在するときには、次亜塩素酸はそれと結合してモノクロラミン、ジクロラミンおよびトリクロラミンを生ずる。

 

NH4+HOCl NH2Cl+H++H2O

NH2Cl+ HOCl NHCl2+ H2O

NHCl2+ HOCl NCl3+ H2O

 

このうちモノクロラミンおよびジクロラミンは殺菌力を有しており結合塩素と呼ばれているが、その殺菌力は遊離塩素より弱い。これらクロラミンの出現はpHに依存しており、pH7では約65%がモノクロラミンで、残りがジクロラミンであり、両者は反応し窒素ガスを生じ、クロラミンは減少する。また、余分のHOClを消費し亜酸化窒素を生じ、クロラミンは減少する。

 

NH2Cl+NHCl2N2+3H++3Cl-

NH2Cl+NHCl2+ HOClN2O+4H++4Cl-

 

上記のように塩素の注入率(mg/l)を多くするにつれて、残留塩素(遊離塩素と結合塩素)は一度増加し、その後低下して最も少なくなる点を経て、再び増加する。これはアンモニア性窒素の除去や遊離塩素の残留の目的で行われている(9)

養殖ノリに塩素処理水が及ぼす影響として成長阻害や致死作用だけでなくアンモニア性窒素の減少を引き起こすことにより、ノリの色落ちに影響を及ぼしているという可能性がある。しかし現場海域においてこれらの塩素処理水の影響を評価することは非常に難しい。今回はノリ養殖場に影響を及ぼすであろう下水処理場放流水と火力発電所温排水中の残留塩素濃度を測定した。

 

 

11-2、試薬・器具

・多項目迅速水質分析計(DR/2010,HACH社)←訂正(06・3・15)アメリカハック社(Hach)のポータブルタイプ多項目水質分析計DR/2010(日本の代理店はセントラル科学)

・セル・ライザー(10mlセルサンプル用)

10mlサンプルセル(ペア)

・止め栓

DPD遊離塩素のパウダーピロー

DPD全塩素のパウダーピロー

・蒸留水(ブランク測定用)

 

 

 

 

 

 

11-3、調査

2005218日、関西電力姫路第二火力発電所の温排水放流口、姫路白浜沖ノリ漁場、姫路白浜地先ノリ漁場、姫路市東部析水苑放流口において海水中の残留塩素(全塩素,遊離塩素)を多項目迅速水質分析計(DR/2010,HACH社)を使用し測定した。図11-2に残留塩素の調査ポイントを示す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


11-2、残留塩素測定ポイント(2005218)

 

 

左の写真は、11−3 調査 の3ページを写真で掲載、クリックで拡大できます。兵庫県立大学環境人間学部(科)研究員さんから、メールの添付ファイルで頂いたものを印刷してアップしています。
 上の資料の続きですが、データにウエブページに貼り付けることが出来ない情報が含まれていたため写真に変わりました。

 この中で水産水基準0.02とありますが水産水基準は「検出されてはならない」となっています。
この左の写真は、上の写真の続きです。4ページをアップしています。

以上で、2005年2月18日、の残留塩素測定結果を公開します。この資料は予想以上に残留塩素が検出されている為熊谷博士より慎重にと念を押されています。

私が、購入しているタニタ製EW−500 で2005年5月12日の測定結果と照らし合わすと全塩素のでーたと同じような数字になっているのが読み取れる。したがって、両方のデータ同士が裏付けとなっている。姫路市下水排水には全ての施設で塩素量が同じように添加されていることが分かる。
2月
1.漁場(沖)  全塩素0.055ppm(遊離塩素0.04ppm,結合塩素0.015ppm)
2.漁場(陸側) 全塩素0.07ppm (遊離塩素0.055ppm,結合塩素0.015ppm)
3.下水放流口 全塩素0.235ppm(遊離塩素0.16ppm,結合塩素0.075ppm)
4.関電放水口 全塩素0.13ppm(遊離塩素0.08ppm、結合塩素0.05ppm)

3/14
1.漁場(沖)  全塩素0.08ppm(遊離塩素0.045ppm,結合塩素0.035ppm)
2.漁場(陸側) 全塩素0.115ppm (遊離塩素0.05ppm,結合塩素0.065ppm)
3.下水放流口 全塩素0.20ppm(遊離塩素0.12ppm,結合塩素0.08ppm)
4.関電放水口 全塩素0.19ppm(遊離塩素0.11ppm、結合塩素0.08ppm)
5.市川河口  全塩素0.06ppm(遊離塩素0.04ppm、結合塩素0.02ppm)
2005年7月17日公開 上に2月18日の測定結果、下は今回公開する3月14日の測定結果です。
測定点が一箇所増えています。市川河口の、この位置は関電姫路第一火力の煙突の東です。

測定は間違いなく正確に出ています。2月、3月、とあまり変わらない数字が出ていると言うことは、施設が出来てから、毎日流されている証拠です。海の壊れ方と比べると納得がいく数字です。