ノリの病気

このぺーじは今漁期(2004年11月から)この漁場で罹ったと思われるノリの病気を紹介しています。
 今漁期初めに罹った病気はバリカン症である。このあと重りをつけて沈めたら、下の症状が出てノリが取れなくなってしまった。バリカン症さえでなかったら、ノリが取れていたのは確実です。
 原因は下水処理場から出る有機ハロゲン化合物が犯人である。

バリカン症と言っても専門家に確認してもらったものではない。詳しくは下水処理場のページで紹介しています。
上の文献は「のりの病気」の中にある赤腐れ病について詳しく説明を載せている。
分かりやすく言うと、赤い斑点が出来症状が進むと斑点が穴に変わりノリの葉体が切れてなくなる。やがては根元まで病に罹り無くなる症状です。(伸びすぎたのりは赤ぐされが発生する)
上の文献はバリカン症に罹ったあと、がんしゅ病かちりめん症かは分からないが、このような症状になってノリが伸びなくなった。がんしゅ病の可能性が高い下水の排水には工場の排水も含まれている。それらと塩素の反応で毒性の強いものが生成されるのは『養殖ノリの生育に及ぼす塩素殺菌都市下水処理場の影響』で判明している。
上記のほかに近年タビュラリアと言う珪藻がノリの細胞に寄生する被害が毎年起きている。
 弱ったノリにはすぐ寄生する。原因は不明だがこの海にはノリが弱る原因になる問題の海水はある。